喘息の患者さんに、よく見られるのは、ちょっと良くなれば、治療を中断し、通院しない方がおられます。

image-喘息

最近の経口吸入薬には、微量のステロイドと気管支拡張薬(これにより発作が治まります。)が入っています。
気管支喘息は、アレルギーが関与した気管支粘膜の慢性炎症で、微量ステロイドの吸入を続けることによりこの慢性炎症が治まるとされています。

呼吸器学会は、この吸入を第一の治療として推奨しています。

これは、毎日、吸入することで、喘息の予防につながっています、毎日、持続することが大事です。

しかし、少し症状が落ち着けば、通院が途絶える方が多いです。

当然、時々、発作が起こることがあるのですが、そのとき、吸入薬を吸うと、症状が軽減されるます。吸入薬の中に気管支拡張薬が入っており、その作用により軽い発作は治まります。

本来、毎日吸うべき吸入薬を、発作時のみの薬(発作止めの目的に使う吸入薬はほかにありますが、乱用すると不整脈が起こり危険です)と勘違いしている方が多く、一月しか持たない吸入薬を発作時だけ使用して、半年に一回ぐらいしか医療機関を受診されない方がおられます。

やはり吸入薬は毎日吸入して、喘息の発作が全く起こらないようにするのが目的なので、きちんと服用の仕方を守りましょう。

気軽に、ご相談いただければ幸いです。

粟井内科診療所
電話番号: 086-255-1330