「血糖値も高いけれど、コレステロールや中性脂肪も気になる……」 実は、糖尿病と脂質異常症(高脂血症)は、切っても切れない深い関係にあります。なぜ両方を同時に管理しなければならないのか、その理由を分かりやすくお伝えします。
1. 糖尿病が招く「超悪玉」コレステロールの恐怖
糖尿病になると、インスリンの働きが悪くなり、血液中の脂質の質が変化します。ここで特に注意すべきなのが**「小型LDL(スモールデンスLDL)」、いわゆる「超悪玉コレステロール」**の発生です。
通常の悪玉よりもサイズが小さいため血管の壁に入り込みやすく、動脈硬化を急速に進行させます。血糖値が高い状態はこの「超悪玉」を増やす土壌となってしまうのです。
2. 「負の連鎖」を断ち切るために
脂質異常症を放置すると、糖尿病による血管へのダメージに追い打ちをかけ、心筋梗塞や脳卒中のリスクを跳ね上げます。 血糖管理だけ、あるいは脂質管理だけでは不十分です。当院では以下の視点を大切にしています。
- 質の高い脂質管理: 数値だけでなく、血管の状態(動脈硬化の進み具合)を重視します。
- 個別化された指導: 糖尿病専門医として、患者様一人ひとりの代謝状態に合わせた食事・運動療法を提案します。
3. 粟井内科診療所からのメッセージ
「少し数値が高いだけだから」と、バラバラに捉えてはいけません。これらは全身の血管を守るための一つのチームとして考えるべきものです。
当院では、総合内科専門医・糖尿病専門医の視点から、血糖と脂質の双方を最適にコントロールし、皆様の健康寿命を延ばすお手伝いをいたします。気になる数値がある方は、ぜひ一度ご相談ください。


