糖尿病の治療において、入院中の良好な数値はあくまで「スタート地点」に過ぎません。 本当の難しさは、自宅に戻り、食事も活動量も変化した「日常」の中で、いかに数値を安定させるかという点にあります。入院中の処方をそのまま続けるだけでは、リバウンドや不意の低血糖を防ぐことは困難です。今、目の前の患者様に起きている変化を読み取り、薬を微調整する。それこそが糖尿病専門医としての私の使命です。
■ 糖尿病専門医が「画像診断」の極意を併せ持つメリット
私は糖尿病専門医として日々診療にあたっておりますが、もう一つ、放射線科専門医という資格を併せ持っています。これは、「糖尿病という病気を、より深く、より全身的に診るため」の強力な武器となります。
糖尿病は血管を通じて全身に影響を及ぼす病気です。だからこそ、私は血液検査の「数字」だけを信じることはしません。
数値の裏にある「真実」を診る: 糖尿病コントロールを乱す原因が、実は隠れた呼吸器(喘息など)や消化器の炎症、あるいは甲状腺の異常にあることは少なくありません。私はそれらを、放射線科専門医としての高度な画像診断(エコーやレントゲン)で直接確認します。
合併症の兆候を逃さない: 画像診断のプロとしての眼は、糖尿病による全身への影響を、目に見える形で早期に捉えることを可能にします。
■ 「内科全般」を高い専門性でカバーする安心感


