健康を維持するためには、バランスの良い食事を摂ることが必要です。作物や花を育てるにしても、肥料の配合や水分の補給が適切でなければ良いものは育ちません。私達の体は作物などより、もっと高級な働きをしているのですから、栄養のバランスが崩れていれば健康を維持できる筈がありません。

食品は大別して次の6種類に分けられます。


  1. 緑や黄の濃い野菜(緑黄色野菜)
    ピタミンA、C、鉄、カルシウム、蛋白質などを含む。
     
  2. その他の野菜(淡色野菜)、果物類
    ピタミン類やミネラルの供給源。
     
  3. 肉類、魚類、卵、貝類、大豆、とうふ(蛋白質性食品)
    脂肪、各種のミネラル、ビタミン(B1、B2、ナイアシン)なども含まれる。
     
  4. こく類、いも類(糖質)
    こく類とは、米、麦、パン、めん類で、主要なエネルギー供給源です。
     
  5. 牛乳、乳製品、小魚、海草(カルシウムの多い食品)
    ピタミン類も多く含まれる。牛乳には蛋白質や脂肪も多い。
     
  6. 植物油、バター、マーガリン、(油脂類)
    脂肪のほかにビタミンA、Dが含まれる。植物油には必須脂肪酸が多い。

以上のうち、どれが欠けても健康に支障が出てきます。
毎日(できれば毎回)の食事に六つの基礎食品のそれぞれが、
必ず1品以上含まれるように心掛けてください。食事の量は腹八分目とし、
いろいろな食品をバランス良く摂って、健康な毎日を過ごしましよう。
1日に30種類、1週間に80種類の食品を摂ることが奨められています。

酸性食品とアルカリ性食品


私達の体は弱アルカリ性に保たれていないと、体内の新陳代謝(栄養の吸収・
分解)が異常となり、細菌感染も起こり易くなります。食品の大部分は
酸性食品なので、アルカリ性食品を成るべく多く摂るように心掛けて下さい。
野菜は1人1日300gが必要です。

  1. 酸性食品(体液を酸性にする食品)
    肉類、魚介類及びその加工品。卵、魚卵、こく類(米飯、パン、めん類)、砂糖菓子、日本酒、ピールなど。
     
  2. アルカリ性食品(体液をアルカリ性にする食品)
    牛乳、とうふ、果物、野菜、海藻が主なアルカリ性食品です。
    その他、漬物、きのこ茶、コーヒー、プドウ酒、豆類(大豆、ソラ豆、インゲン豆、サヤエンドウ)など。


Banner-診療のご案内

Banner-ネット予約